施工例



舞台裏をのぞくと・・・

Schöckの製品は、 建物の設計および構造上の質を高めるソリューションとして、重要な機能を果たします。

あえて不便な点があるとすれば、コンクリートまたはレンガの壁に組み込まれてしまったあとは、外から見えなくなってしまう点でしょう。ここでは、そこへいたるまでの過程と、お客様にはどのようなデザイン上の可能性を選択していただけるかをご紹介いたします。



柏が丘コート 札幌市南区柏が丘

拠点:

札幌市南区柏が丘

製品:

Schöck Isokorb®

課題:

北海道札幌市の南部の山のふもとに、近代的な一戸建てが建設されました。施主が最も重視したのは住まいの快適性。山のふもとにある敷地は、すばらしい森に囲まれ、理想的でした。そして先鋭的なエネルギー構想が求められていました。建築家の小室雅伸氏にとり、節エネ対策として最も大きな課題は、バルコニーの熱橋の扱いでした。この課題を解決したのが、ドイツの伝統企業、ショック社製のショックイソコルプという断熱部材でした。

北海道は、山が多く、緑あふれる景色で有名ですが、気候が厳しいことでも知られています。住まいを快適で過ごしやすいものにすることは、小室氏の設計に対する基本哲学です。。JIA環境建築最優秀賞を受賞するなどたくさんの環境共生住宅を創ってきた同氏は、選ばれた敷地の特性をたくみに活かしました。

自然のパワーを活かす

建物は、一階の一部が地面の中に埋め込まれるように設計されています。敷地の傾斜を節エネコンセプトに上手に活かされているのです。温度変動が小さい地面の特性を有効利用し、北海道の寒い冬でも、暖かさが家から逃げないようになっています。これに対して夏には建物が自然に冷やされることになります。

この家は二階建てです。コンクリート建ての一階にはガレージ、玄関、子ども部屋があり、二階は木造となっています。二階には、優雅なリビングルーム、ダイニングルーム、そして夫婦のベッドルーム。大自然の景観が満喫できるように、上階には幅1.5メートル、長さ6メートルの大きなバルコニーがすえつけられました。

典型的熱橋の低減

住まいの快適性にとり重要なこのバルコニーは、節エネの観点からは弱点となる厄介な部分です。そこで、室内側の高い温度と、冷たいバルコニー・スラブの間に発生する熱橋を最小に抑えるため、ショック・イソコルプが使用されました。この建設部材は、バルコニーにかかる荷重を負担しながら熱伝導を遮る断熱接合ユニットです。熱伝導が室内外で分離されない限り、室内の熱はそのまま外部に逃げてしまい、多くのエネルギーが失われます。そして、その部分では結露によってかびの発生を促すことが予想されます。バルコニーと外壁の接続部分に断熱処理を行わない場合におき得る様々な不都合を考慮し、小室氏はショック・イソコルプを採用しました。こうして、この設計の弱点を最大限にカバーすることができました。

ショック・イソコルプは、ドイツの中小企業、ショック社の断熱部材です。イソコルプは、いろいろな工法に合わせて、様々なタイプの接合ユニットがあります。バルコニーやアーケードのような建物の張り出し部分に発生する熱橋を回避するために開発されたものです。

建築家:

小室 雅伸

設計事務所:

(有)北海道建築工房

ニュースレター
Schöck ニュースレター 購読を申し込もう!
Email: